私が初めてゴルフというスポーツを体験したのは、約10年前の司法修習生の時でした。私の実務修習地は岡山県だったのですが、やはり地方のせいか、法曹関係者の間でも各種スポーツが盛んで、まず最初の実務修習であった検察修習の時期に、修習担当検事の方々のご好意で修習生有志数名がパブリックコースに連れて行ってもらえることになりました。私は、当時、クラブすら持っていない全くの初心者で、事前にちょっと練習場で練習しただけでのコースデビューでしたので、当日は、もう空振りするのは、球は直ぐ無くすはではちゃめちゃでしたが、地方のパブリックコースで空いていたこともあって、他のプレーヤーに迷惑をかけることなく、なんとか無事に18ホール全てを回ることができました。東京近郊のゴルフ場では、当時の私のような者がいきなりコースデニューするなんて、余りにも無謀で許されないことでしょうが、地方特有のおおらかな雰囲気に助けられ、下手でも楽しくゴルフができたのです。
その後、東京に戻り、弁護士として弁護士事務所に就職すると、今度は事務所で、クライアントとのゴルフコンペという企画があり、この時は「私は下手なので、ごめんなさい」では済まされない事態になってしまいました。そのため、コンペに向けて、高いゴルフスクールや練習場に通ったものの、持って生れた素養の無さや根性の無さ、あせり等から全く上達せず、クライアントや同僚弁護士、挙句の果てには事務員にも冷たい目で見られながら、ラウンドするという時期が暫く続き、一時は本当にゴルフが苦痛になったこともありました。
けれど、最近は気の置けない友人らとプレーする機会が増え、スコアを気にせず、リラックスしてプレーすることが出来るようになりました。すると、やはりゴルフは自然の中で、年齢を問わず、他人と一緒に長時間体を動かすことの出来る素晴らしいスポーツだと実感するようになりました。まだまだ日本では、ゴルフはお金持ち男性のスポーツという感じが強く、ゴルフ場でも女性の姿はまばらですが、高齢になっても出来る数少ないスポーツの1つで、長寿を誇る日本の女性にはぴったりなので、これからも女性のプレーヤーがもっと増え、男女仲良くプレー出来るようになればと願っております。